'98 Part 2


ESCA 6247

 ダニエラ・メルクリ。ブラジル、バイーア州サルヴァドール出身で地元のカルナヴァルにて人気を得た彼女の歌声には、エネルギーが満ちている。僕はこのアルバムをきっかけに、日本で発売されているメルクリのCDをすべて(4枚)買ってしまったほどである。私も'96にTHE BOOMのツアーでバイーヤを訪れたが、一度足を踏み入れたら誰もがとりこになってしまう街だ。ブラジルとアフリカの接点と呼ばれるバイーヤは、いまでもアフリカ伝来の宗教や文化が色濃く残されている素朴な海辺の街である。そこで育ったダニエラ・メルクリのこのアルバムからは、身体中にエネルギーが満ち、自然に踊り出してしまうほどのパワーがある。

 宮沢和史。THE BOOMのヴォーカリストである彼のソロアルバム第2弾『アフロシック』ズバリ、アフロ病とゆうこのアルバムタイトルはスゴイ。彼自信がブラジルヘ乗り込み、マルコス・スザーノ(パンデイロの魔術師)、カルニーニョス・ブラウン(コンポーザー、チンバラーダの創設者)、などのブラジル新世代アーティストと創り上げた、世界最新型のロック。ブラジルの音楽家の協力を得てできたアルバムだが、内容は、宮沢和史のアーティストとしての感性がふんだんに盛り込められ、今までにない「新たな音楽創造」とゆう成果をもたらしている。スバラシイ!


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