'99 Part 1


BISmusic CD-120


さて、'99年の一発目に紹介するこのアルバムは、Orlando Valle"Maraca"(Fl)のFORMULA UNO。'95年に録音されたこのアルバムは当時から話題であったのだが、僕が入手したのは、今年の1月。日本でも運が良ければ手に入ると思うのだが...。この通称"Maraca"との出会いは、彼が在籍していたイラケレとゆうグループが日本に来日した時、Somedayにてセッションをしたのがきっかけである。また、現在日本在住のルイス・バジェ(Tp)のお兄さんでもある。このアルバムはそんな彼の初期のころのソロアルバムである。現在はさらに"otra vision"や"sonando"etcもリリースされているが今回はあえてこのFORMULA UNOを紹介することにした。いわゆるラテンジャズ系のアルバムだが、キューバ音楽の伝統も継承しつつ新たな彼の世界が見える作品である。なんせ参加メンバーも豪華であること、僕が個人的に好きなダンソンやチャチャチャの名曲も収録されてるしジャズとラテンの融合のバランスがとても心地よい。録音参加メンバーは以下のとうり。
Miguel Dias "ANGA"; Per
Carlos del Puerto Llera; Contrabajo
Emilio del Monte; Pailas
Rebeca Mauleon; Piano
Chucho Valdes; Piano
Richard Egues; Flauta
Tata Guines; Quinto
Enrique Pla; Bateria
etc.............

まさしく夢のオルケスタといえるこのメンバー。出てくる音もとても心地よい。"Maraca"は99年の1月、Todos Estrellas Del Japonのキューバ公演の時にもわざわざ会場まで足を運んでくれていて、さらに2月には、NORAの新譜のプロデュースも手掛けている。そちらの音も楽しみだ。