1997年 Europa tour

THE BOOM
THE BOOMのフランス、ドイツ、スイス公演に関する体験記。


 '97年1月、THE BOOMはフランス、カンヌでの国際音楽見本市(MIDEM)へ出演した。MIDEMでは180組以上のアーティストがカンヌのあちこちでコンサートを行うわけだが、この年、日本からはBOOMの他にも中野律紀、サンディーらのグループと一緒で、一日だけだがライブをぶちかまして来た。宿泊したホテルは巨大なもので、部屋はもうそのまま住めるような設備(キッチンetc)が充実していた。僕の部屋からホテルのフロントまで徒歩5分は必要なくらい巨大ホテル。

 '97年7月、「ビバ・アフロブラジル'97」正式には、チュービンゲン国際フェスティバルとゆうイベントに出演のため南ドイツへ。会場となったマルクト広場(写真)は、四方を中世の面影を残す建物に囲またゴキゲンな会場。二日間の開催で我々は二日目の方だったので、到着初日の夜のステージは全部見ることができなかった。あのダニエラ・メルクリを見れなかったのは今でも残念。エ・オ・チャンとゆうバンドはみたけど・・。

 本番当日。最初に「セレーナ・ペレイラ」二番手にBOOMが出演。会場にはブラジル人、ドイツ人で溢れかえっていた。ぼくら日本人の演奏が届いたのか、最後は人種入り乱れての大騒ぎ。演奏後には、CDがほしいと何人もの人に声をかけられた。我々の後には「ジルベルト・ジル」(写真)、「カルリーニョス・ブラウン」、とブラジルバンドの超強力ラインナップだった。

 特にカルリーニョス・ブラウンのステージ(写真)では彼のパフォーマンスに度肝を抜かれた。なにかカリスマ的な存在とでもゆうか・・。バックバンドも、みんなむちゃくちゃいい演奏していた。ステージ全体もひたすら激しいようでいて、うまく計算されてる。僕も彼のCDを持っていたが、ライブの方が100万倍良かった<^^>。

  翌日、スイスのモントルーに移動。「モントルー・ジャズ・フェスティバル」に参加するためである。会場はマイルス・デイビス・ホール。THE BOOM ,シェリル・クロウの出演ともあり大勢の人達が会場でひしめいていた。我々の演奏もツアー最後のものとあって気合いが入っていた。もちろん大喝采をあび、気分は最高だったのを今でも覚えている。なによりも楽しむ事ができた。

 滞在したホテルはレマン湖に面したところにあり、これまたゴキゲンなホテル。湖畔には民族色豊かな店が立ち並び、そこらじゅうで地元のバンドが演奏している。この地には4日間滞在したのでスケジュール的にも余裕があり、湖畔を散歩しまくった。

 やはりスイスといえば連なる山々を連想するが、登山家にとっても同じだろう。ホテルの比較的近くから登山電車が出ており、Perの今福氏と乗って見た。いや〜さすがに絶景。言葉ではうまく表現しずらい・・。この山々、自然に触れたとき、何かとつつもなく大きいものの中で生きている自分を再認識するとゆうか・・。登山家のように機会あれば山にも登ってみようと思うのだが、なかなかこれが・・・。